スキューバ・ダイビングは、若い人だけではなく、シニア年代になっても、全く問題なく楽しめるレジャーです。
ただ一つだけ何とかしたいのが老眼・・・。「ダイコンの小さな文字が読めない!」
ピグミーシーホースが見えないと残念なだけですが、ダイコンに表示している水深や無減圧潜水時間などの文字が読めないままダイビングを続けると、減圧症になってしまうかもしれません。
そこで、老眼のシニアダイバーにおすすめするダイコンを、価格の安い普及モデルを3点、そして器材へのこだわりが強いダイバー向けの高性能モデルを4点紹介します。
小さい文字を見にくい人が選ぶダイコン(モノクロ)のチェックポイント3点!!
お値段を重視すると、カラー液晶ではなく、2色のモノクロ表示の製品から選ぶことになります。選ぶときには、次の3点をチェックすることをおすすめします。
Point1! 画面が大きく、文字が大きい
画面サイズはもちろん、水深と無減圧潜水時間の文字も大きく見やすいことが大切です。
3行で表示している製品が多いですが、文字の大小がなく3行全部が読みやすいのが理想です。
Point2! くっきり鮮明な文字
昔ながらのデジタル表示の文字は読みやすいです。ですが、ドットを組み合わせて文字を表示する液晶(例.Maresマトリクス)は老眼の人には向いていません。
Point3! バックライトは必須
背景を明るくすると、文字も見やすくなります。ほとんどのダイコンにはバックライトは付いていますが、念のために確認しておきましょう。
老眼の人におすすめのダイコン お値段重視の普及モデル 3選
この3つのチェックポイントをクリアし、ネットでの販売価格が7万円以内の普及モデルの中から、おすすめのダイコンを3つ紹介します。
3製品ともーザーで電池交換できる点も、おすすめできるポイントです。
Mares クアッド
画面サイズは縦35mm☓横55mmで、安価なダイブコンピューターの中では最大の画面サイズを誇り、文字も大きくて、鮮明です。
現在販売されている主要メーカーのダイコン(モノクロ)の中で、見やすさでは一番おすすめするダイコンです。
電池の種類 | ボタン電池 CR2450 ユーザーによる電池交換可能 |
電池の持ち | 300~500ダイブ |
サイズ | 本体:縦17cm × 横18.3cm 厚さ2 cm 画面:縦4cm×横5.7 cm |
重さ | 200g |
ログの容量 | 35時間 |
Bluetooth スマホ連携 | ― |
その他の特徴 | ― |
アクアラング i300C
縦33mm☓横40mmの大型の画面を持ち、3行の文字全てが大きく見やすいダイコンです。このダイコンの魅力は見やすさもありますが、ネットでは約3万円で購入できる価格です。
他にも安価で画面の大きいダイコンはありますが、アクアラングi100より画面が大きくて、バックライトがあります。Maresのパックプロや、SUUNTOのズープは下段の文字が小さくなっています。
このダイコンは、価格と老眼の両方を重視したいダイバーに向いているダイコンです。
電池の種類 | |
電池の持ち | |
サイズ | |
重さ | |
ログの容量 | |
Bluetooth スマホ連携 | |
その他の特徴 |
Bism DiveBean DUO EX
「画面が大きいダイコン=大型のダイコン」なので、ダイコンそのものが大きくなります。このため、上記の2点は、腕時計代わりとしては使いづらいサイズです。
腕時計型のダイブ・コンピューターの中で最も画面と文字が大きくて見やすいこのダイコンは、老眼がそこまで進んでいないし、ウォッチタイプのダイコンが欲しいという方におすすめです。
ただ、無減圧潜水時間が長めに出る傾向があるので、ぎりぎりまで粘らずに、控えめなダイビングを心がけて下さい。
「ログデータへのアクセスが簡単」と店員さんに勧められて一時期使っていましたが、水中で文字は読めました。
電池の種類 | |
電池の持ち | |
サイズ | |
重さ | |
ログの容量 | |
Bluetooth スマホ連携 | |
その他の特徴 |
老眼の人におすすめのダイコン 高性能なカラー液晶モデル 4選
お値段にこだわらないので高性能なダイコンが欲しい方には、カラー液晶の製品から選びましょう。
カラー高精細液晶が使われているダイコンは、視認性が高く、文字がくっきりしていて見やすいので、老眼ダイバーにおすすめです。
タンクの残圧をダイコンで確認できる製品もおすすめ
きれいな海や魚に夢中になっているときにゲージの残圧を見る動作、わずらわしかったりしませんか?
高性能なダイコンには、レギュレーターのファーストステージ(タンクにねじ止めする部分)に取り付けると、残圧を測定してダイコンに情報を送ってくれるトランスミッターが用意されているものがあります。
ダイコンそのものの画面も大きいので情報が見やすいうえに、ダイコンで残圧を確認できるので、ゲージを探して、確認する動作から解放されたいシニアの方におすすめです。
ダイコン本体は充電式ですが、トランスミッターは電池交換式なのに注意しましょう。
電池の種類 | |
電池の持ち | |
サイズ | |
重さ | |
ログの容量 | |
Bluetooth スマホ連携 | |
その他の特徴 |
アクアラング i770R
画面サイズ縦34mm×横45mmと大型で、高精細のTFTカラーディスプレイ採用で、とても見やすいダイコンです。画面の明るさの設定次第になりますが、このダイコンはバッテリー持ちが良いのも特徴です。
Bluetoothでログデータをスマホに、またケーブルでパソコンに転送して、アクアラングから提供されている使いやすいDIVERLOGアプリを使えますので、後日ダイビングの記録を見ながら楽しみたい人に向いているダイコンです。
電池の種類 | |
電池の持ち | |
サイズ | |
重さ | |
ログの容量 | |
Bluetooth スマホ連携 | |
その他の特徴 |
SUUNTO EON Core
画面サイズは更に大きくなり、縦38mm×横50mm。画面は大きくなっても、カラー画面のダイコンの中では薄くて、軽い特徴があります。
機能も画面サイズも変わらないSUUNTO EON STEELもあります。しかし、筐体が金属なので丈夫なのは良いのですが、サイズが大きくなり、重量も2倍になるので、おすすめしません。
とにかく見やすいダイコンが欲しいけれど、あまり大きくて重いのは困るという人に最も向いているダイコンです。
RATIO iX3M GPS Easy
現在販売されているダイコンの中で最も大きい画面サイズ(縦43mm×横58mm)を持ち、反射の少ないカラー液晶画面なので、見やすさも全ダイコンの中でNo.1。
GPS機能のないiX3M Pro Easyも販売されていて、使い勝手や見やすい画面は変わらずにトランスミッター込で、定価が20万円未満で他の高機能ダイコンと比べると割安です。
何よりも画面が見やすいダイコンが欲しいという人に、向いているダイコンです。
電池の種類 | |
電池の持ち | |
サイズ | |
重さ | |
ログの容量 | |
Bluetooth スマホ連携 | |
その他の特徴 |
SUUNTO D5
腕時計型のカラー液晶で見やすいのが、このダイコン。
長方形モニタに比べて字は小さいですが、はっきりと鮮明な表示なので、新聞の文字よりは読みやすいでしょう。
ダイビング中の表示の3段目は、ボタンを押すたびに、減圧不要潜水時間、方角、残圧、タイマーと切り替わります。その項目名はとても小さくて読めませんが、変化する背景の色で項目を示しているので、覚えておきましょう。
電池の種類 | |
電池の持ち | |
サイズ | |
重さ | |
ログの容量 | |
Bluetooth スマホ連携 | |
その他の特徴 |
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