アクアラングのダイブコンピューターi300Cは、¥30,000 くらいの安めのお値段で販売されているので、初めて買う人におすすめの機種です。
ですが、ダイビング器材の中でも高価なイメージのあるダイブコンピューター。こんなに安いダイコンって大丈夫?なんて不安を感じている人もいるかもしれません。
そこでこの記事では、アクアラングi300Cについて、特徴や使ってみた感想、初めて買う人やシニアダイバーにもすすめできる理由をご紹介していきますので参考にしてみてくださいね。
アクアラングi300Cの特徴
人気だった「i300」の後継機としてBluetooth機能を追加して発売されたi300C、その機能や特徴をご説明します。
水深やデコまでの時間(ノンストップ時間)を表示
ダイコンで最も重要なのは、次のような機能。
・水深を検知
・水深と滞在時間のダイブプロフィールからその水深に居られる時間を計算・表示する
・ダイブプロフィールを記憶する
・安全停止時間のカウントダウン
その水深に居られる時間は、減圧不要限界、デコまでの時間、ノンストップ時間などと呼ばれています。
i300Cは、お手頃なお値段ですが、これらの機能を備えているダイコン。
減圧症にならない安全なダイビングのために役立ってくれます。
文字が大きいので老眼でも見やすい
ダイビング中に必ずチェックするのは、水深と減圧不要限界(NDL)。
文字が大きいので、小さい文字が見にくい老眼の人でも水中で水深と減圧不要限界を確認できるので、安心、安全。
日常使いできるダイコンには文字が小さく、肝心の減圧不要限界が見えないものもあります。
小さい文字が見にくい方や、シニアに近づきつつある方には、画面の表示が見えるかもチェックして購入しましょう。
ダイバーズウオッチはダイブコンピューターとして使えない
似たような名前の「ダイバーズウオッチ」を見たことある人もいるでしょう。
安かったりデザインが良かったりして、欲しいと思っているダイバーもいるかもしれません。
ですが、ダイバーズウオッチは深い水中でも使える時計。
減圧不要限界を計算する機能はないので、間違えて買わないようにしましょう。
Bluetooth接続してダイブプロフィールをスマホアプリに転送できる
i300Cのよさは、なんといってもBluetoothを使ってスマホアプリの「DiverLog+」にダイブプロフィールを転送できることです。
・ダイビング日
・ダイビングポイント
・潜水開始時間
・最大深度
・潜水時間
・水温
・水面休息時間
転送したデータはそのままログブックの代わりに利用できるので、いつでも手元で見返すことができるのでとても便利です。
またアプリでは、どんなふうに水深を変えてダイビングしたかのグラフも表示してくれます。
深すぎたり、急浮上のような危険なダイビングをしたかどうかが良く分かり、安全なダイビングしようという意識が強まりました。
また、潜ったポイントがアプリの地図上にプロットされたのを見ると、もっといろんな海に潜りたいなと思わせてくれます。SNSへのシェアもワンタッチ。今の時代にぴったりの機能ですね。
Bluetooth接続してアプリからダイコンを設定できる
ダイコンの各設定もスマホ上でできます。
今までダイコンの小さなボタンをポチポチと押して設定していたストレスから解放されるのが、何気に嬉しいです!
自分で電池交換できる
i300Cの嬉しいポイントは、自分で電池交換できること。
電池交換用の工具もダイコン本体に同梱されているので、なくさないように保管しておきましょう
電池、ふたとOリング、グリスのセットを買って、簡単に電池交換できます。
電池交換時には、データはしっかりとバックアップされるので、データが消えてしまう心配はありません。
電池が持つのは、ダイビング100本が目安。ダイコンの電池交換は安くても6,000円。
長く使っていると痛い出費となります。ランニングコストを抑えるのも大切ですよね。
4つのモード
i300Cでは、以下の4つのモードを使い分けできます。
・エアー:普通のダイビング
・ナイトロックス:酸素濃度の高い空気を使ったダイビング
・ゲージ
・フリーダイビング
初心者ダイバーの方はエアー以外あまり必要性を感じないかもしれません。
でもステップアップしていくと、ナイトロックスを使用する機会も出てくることでしょう。いざナイトロックスに挑戦しようと思ったときに、ダイコンが対応していないと買い直す必要が出てきます。
最初から4つのモードに対応しているi300cならそんな必要もありません。
フリーダイビングモードも搭載されているので、スキンダイビングをする方にもおすすめです!
i300C を使ってみた
i300Cを実際に使ってみたて良かった点、イマイチな点を口コミレビューします。
使い方は簡単 一緒にダイビングするだけ
使うのは簡単。時計のように腕に着けてダイビングするだけ。
ダイビングを始めると、自動的にダイコンとしての動作を始めます。
ダイビング中は、主に、水深と減圧不要限界をチェックします。
表示される減圧不要限界が短くなってきたら、浅めの深度に移動しましょう。すると減圧不要限界が長くなるので、その深度のダイビングをゆっくり楽しめます。
6mまで浮上すると、安全停止モードになり、3分間の安全停止をカウントダウンしてくれます。
この時も水深を表示してくれているので、その表示を見ながら5m付近で安全停止しましょう。
警告もわかりやすい
浮上スピードが早い時など、警告音に加えてLEDの警告灯で知らせてくれます。
冬場などフードを被っていると警告音を聞き逃すことも多いですよね。そんな時でも警告灯は気づきやすいので、とてもありがたいです。
LEDの発光が強いので、濁っている時やナイトダイビングでも気づきやすいのが嬉しいです。
水中でも見やすい
i300cはディスプレイが大きいので、水中でも見やすいです。
水中撮影しているときでも、横目でチラっと見れば情報を確認できるので、撮影に集中できるのが嬉しいです。
特に臆病な生き物を撮影している時、ダイコンを確認する動きだけで逃げてしまうことがあるので、視認性の良さは重要です。
サイズが大きいのはちょっとイマイチな点
i300cは、良くも悪くもサイズが大きいです。イメージとしては、ドライスーツの排気バルブくらいあります。
そのため、i300Cを装着したままBCDを背負うと、引っかかって背負いにくいことがありました。
また、普段使いには大きすぎます。ダイコンを普段から時計としても使いたい方には向いていないと思います。
初めてのダイコンとしておすすめ!
i300Cは、安いお店では3万円を切る価格で販売されています。
そのため、最初から高いダイコンはちょっと・・・とためらってしまう、初心者ダイバーの方に特におすすめです。
もちろん、安いからと言って機能的に劣っているわけでもなく、Bluetooth搭載とむしろ最新の技術が詰め込まれています。このお値段でBluetoothe搭載とは数年前なら考えられませんよ!
文字が見やすいダイコンを探している人におすすめ!
サイズが大きく文字が見やすいので、視力の悪い方や老眼の方にもおすすめです。
文字が見にくいからと、水中でダイコンの確認を怠っていては元も子もありません。視認性のよいi300Cであれば、ストレスなくダイコンの確認をできますよ。
まとめ
アクアラングのダイブコンピューターi300Cについてご紹介しました。
i300Cの魅力は何といってもコスパが良いことです。これだけの機能がついて3万円ちょっとの価格で購入できるは驚きですよね。
初心者の方からベテランダイバーまで幅広くおすすめできるダイコンです。
※半導体不足や円安で徐々に値上がりしています。
‘22/1/26時点では、27,893円
‘24/4/13時点では、31,170円
安くて便利なダイコンが欲しい!! って方、早めの購入と、電池のストックをおすすめします!