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ピグミーシーホースに和名が付いた!! よく見る3種を紹介

投稿日:05/08/2020 更新日:

マクロ派じゃなくても、みんなが見たいとあこがれているピグミーシーホース。

ここ15年くらいで、何種類かいるのが見つかってきて、マニアックに学名で区別しています。

インドネシアのラジャアンパットに行った時に、ブリーフィングで英文の論文を見せながら、3種類のピグミーの説明を聞かされた時には、「なんで突然論文と学名が出てくるの???」とびっくりしたものです。

ピグミーシーホースを学名と写真で紹介

学名は、科の下は、「属名+種小名」となっていて、Hippocampusはタツノオトシゴ属です。

ピグミーシーホースを学名と写真でいくつか紹介しましょう。

Hippocampus bargibanti(バギバンティ)

ピグミーシーホースというと、多くの人がこれを思い浮かべることでしょう。一番個体数が多く、一番大きいピグミーです。

1970年にニューカレドニアで発見され、日本、インドネシア、オーストラリア、ニューカレドニアの広い範囲にいます。

水深10m~40mで、八方サンゴのヤギの仲間(Muricella属)に付いて暮らしています。ヤギの色は赤、黄、紫と様々ですが、付いているピグミーはそれに合わせた色になっています。

Hippocampus denise(デニース)

インドネシアからソロモンで暮らしています。がんばって日本でも見つけたみたい。

比較的つるんとしたヤギ(Annella 、Muricella 、Echinogorgia)に付いています。

2003年に論文発表されています。

Hippocampus pontohi(ポントーヒ)

水深10m~30mの岩に付いた海藻やガヤに巻き付き、甲殻類をエサにして暮らしています。平べったい体で、最大2センチ。あまりにも擬態がうまいので、一度目をそらすと見つけるのが大変。

インドネシア、パプアニューギニア、日本などで見つかっています。

2008年に論文発表され、メナドで最初に発見したインドネシア人ダイビングガイドのHence Pontoh にちなんで命名されました。

次の2種類は、住む場所や色が違うことから、一旦は新種として論文に記載されましたが、今は同じ種類であることが分かっています。

Hippocampus colemani(コールマン)→ H. pontohi

オーストラリアのロードハウ島で発見され、2003年に新種として記載されています。ニューギニア島から沖縄でも報告されています。

Hippocampus severnsi → H. pontohi

インドネシアのブナケン島で発見され、H. pontohiと同じ論文に記載され、「H. pontohiと、H. severnsiは、H. colemaniと近い種類」と指摘されています。「コールマン」の方が先に記載されているのに、どうして「ポントーヒ」の名前が残ったのでしょう?知ってる方、教えてください。

論文へのリンク(英語)

2種類のピグミーシーホースに和名が付いた!!(2020年3月)

ピグミーシーホースの2種類について、鹿児島大学総合研究博物館とダイビングショップが共同で書いた論文で、和名が付けられました。

denise は、カクレタツノコ(隠れ竜の子)

ヤギの仲間のサンゴにうまく擬態していて、とても見つけづらいことから名付けられました。

pontohi は、ユリタツノコ(揺り竜の子)

海藻やガヤに巻き付いて、海藻やガヤが水で揺れているかのように体をユラユラと揺らしていることから名付けられました。

ライトはピグミーシーホースを探すのになくてはならないツール!!

ユリタツノコを自分で探すのは、ほぼ無理なので、あきらめましょう。
ですが、よくいるぶつぶつピグミー「バギバンティ」や、カクレタツノコなら、ライトさえあれば見つけられますよ。
まず、住んでいるシーファンを覚えましょう。ピグミーの体に似ているシーファンと覚えるのが覚えやすいかも。
そして、そのシーファンを見つけると、くまなくライトで照らすのです。色がくっきりするので、見つけやすくなります。
こんなことしていいのか、という問題もありますが、まぶしいのを嫌がって顔をそらすので、生物が居るのに気づきます。
こちらの記事の「ダイビングの補助用」ライトを使うのをおすすめします!!

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taka

taka

大好きなダイビングは16年目に突入。写真撮影も大好きで、今は光の当て方を追求しています。ショップの店員さんとダイビング器材談義をするのも楽しい。 潜った海は、太平洋、日本海、インド洋、紅海、カリブ海。赤道周辺の海をぐるりと制覇するのを目指してます。

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