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『2022年版』水中ライトのおすすめ9選!! 目的に合わせたダイビングライトの選び方を徹底解説

投稿日:04/08/2022 更新日:

ダイビングしている時に、暗い水中を明るく照らしてくれる水中ライト。

明かりの強さや照らす範囲の違いなど、いろんな種類の水中ライトが売られていて、どれを選んだらよいか迷ってしませんか?

水中ライトの種類と、おススメのライトをご紹介しますので、あなたの目的に合った水中ライトを見つけて下さい。

明るく照らすだけじゃない、水中ライトの種類と機能

ライトで照らして魚を観察

ダイビングしていてライトで照らしたくなるのは、

  • 暗くいと見つけにくい生物(赤いアケボノハゼ等)を探したり見るとき
  • 洞窟など暗い所に入る時
  • 岩の割れ目の生物を探したい
  • 写真やビデオの撮影時
  • ナイトダイビングや夕方のダイビングなど
  • 遠くの生き物などを教えてあげるとき
  • にごった海で、はぐれて見えなくなった人に場所を知らせたい(これ役立つよ!)
  • ピグミーシーホースを探す時(ライトを嫌がって動くから見つけられる)

などでしょうか。これらそれぞれで、最適なライトが変わってきます。

まずは、水中ライトの機能や特徴など説明しますので、あなたの目的に合うか考えながら読んでください。

LEDの明るさはどのくらいか

ライトの明るさ(ルーメン)は、LEDからの光の総量
水中ライトの明るさは、ルーメンという単位で表され、LEDからの光の総量です。

ライトは明るいほど良い、わけではなく、実際のところ、1000ルーメンの光を当てると、魚は嫌がって逃げてしまいます。

目的別明るさの目安は、

  • 日中のダイビングの補助用のライト:200ルーメン
  • 撮影用のライト:1000ルーメン以上
  • ナイトダイビング:500ルーメン以上(1000lmくらい使っている人も多い)

1000ルーメンのライトで1m先を照らす場合と、500ルーメンのライトで50cm先を照らす場合の明るさは同じになります。

明るさを変える調光機能があると便利

明るすぎるライトでは、魚が逃げたり、撮影した画面が白飛びしたり、など、暗くしたい(光量を下げたい)場合ができてきます。

日中か、ナイトかでも欲しい明るさが違います。

明るいライトの場合、明るさを変える調光機能が付いたものを選ぶことをおすすめします。

照らす範囲はワイドかスポットか

照射角:ライトの光が照らす範囲

ライトの光が照らす範囲は、光の照射角で表されています。

中心から光の端までの角度のことで、大きいほど広範囲を照らしてくれます。

照射角5度~30度くらいのスポットタイプ

狭い範囲を明るく照らしてくれるので、生物をじっくり観察できます。

コンパクトでお手ごろな値段のライトが多いです。

照射角70度~110度くらいのワイドタイプ

広い範囲を照らしてくれるワイドタイプは、撮影やナイトダイビングにピッタリです。

切り替え式

ワイド、スポットを切り替えできるライトもあります。

充電式か乾電池式か

電池には、乾電池を使うものと、充電式の専用バッテリを使うものがあります。

ルーメンの低いライトの多くは、乾電池式です。乾電池は、充電式のを使うのがオススメです。

充電式ライトについてのいろいろ

明るいライトの多くは専用バッテリーを使う充電式です。

比較的大型で、高価です。

ツアー途中で充電器が壊れて使えなくなったことがあります。可能性は低いでしょうが、デメリットの一つでしょう。

電気回路の入った部分と、電池を入れる部分が分かれていて、回路が水没しにくい設計になっている製品もあります。

コードを本体にさして充電できるライトもあり、蓋を開け閉めする回数が減り、水没の可能性を低くしている製品もあります。

LEDの性能にこだわりたい場合

若干マニアックな撮影用の話になりますが、

ライトで白い壁を照らしてみると、明るさにムラがある製品が多いです。周辺への暗くなり方に円形状のムラがあります。

これを改善して、むらなく周囲を暗くするLEDを使ったライトがあります。

撮影用にライトを使う場合は、この点も確認することをおすすめします。

LEDの色温度にこだわりたい場合

マニアックな撮影用の話になりますが、

一般的には、太陽の光に近い5000Kの光が撮影に適している、とされています。

多くのLEDの光の色は、太陽光よりも青いです。

暗いものを照らしたいだけの場合は、色温度にこだわる必要はありませんが、撮影にも使いたい場合は、5000Kのライトを使うのが良いでしょう。

ストロボ発光時に消灯するライトはフォト派必携

水中写真を撮る時にはストロボを使いますが、ストロボ発光時にライトを消灯してくれる機能があります。

ライトをつけて写真を撮ると、丸くライトの範囲が写ってしまう場合があります。ストロボ発行時にライトが消灯すると、ライトの光が写りません。

暗い場所で被写体にピントを合わせる際のターゲットライトや、ナイトダイビングで写真を撮りたい場合には、この機能は欠かせません。

目的別おすすめ水中ライト9選

目的別におすすめできる水中ライトを紹介します。

ダイビングの補助用 安さにこだわりたい

とにかく安いものを、という要望にお応えして、1万円以下で購入できるライトを紹介します。

時々暗い所を照らしてみたくなる、というような方には、このライトがおすすめ。

TOVATECコンパクト防水トーチII

【TOVATEC】コンパクト防水トーチII 285ルーメン

【TOVATEC】コンパクト防水トーチII 285ルーメン

9,405円(03/18 05:18時点)
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とにかく安い水中ライトが欲しい、という方におすすめ。
明るさは285ルーメン、魚を照らしたり、岩陰の生物を観察するのにも十分。

明るさ 285ルーメン
照射角 9度
電池 単4電池×3本使用
点灯時間 3時間
調光機能 2段階

ダイビングの補助用 高品質なライト

暗い所を時々照らすような使い方だけど、品質の良いライトが欲しい方には、こちらがおすすめです。

INON LE330h

LE330h 水中LEDライト

LE330h 水中LEDライト

12,415円(03/18 00:48時点)
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INONこだわりのLEDが、ストロボに近い白色光になって発売されました。

日中のダイビングの補助としてだけでなく、ターゲットライトとしても、色むらなく使うことができておすすめです。

陸上でも使用できるので、災害対策用としても備えておきたい。

明るさ 330ルーメン
照射角 30度 60度(W50°フィルター・LE装着時)
電池 単3電池×3本使用
点灯時間 130分 "eneloop"電池使用時
調光機能 無し
色温度 6500K

INON(イノン) LE600h-S

[ INON ] イノン LE600h-S LED 水中スポットライト

[ INON ] イノン LE600h-S LED 水中スポットライト

17,599円(03/18 05:48時点)
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高品質なLEDを搭載。周辺部へとなだらかに光量が落ちるムラの少ない光と600ルーメンの光量、カメラ撮影のターゲットライトとしても使えます。

同じLEDと本体で、照射角 75度のLE600h-Wもラインアップされていますが、光が拡散する分、暗くなってしまうので、600ルーメンの場合はスポット光のライトが使いやすいでしょう。

明るさ 600ルーメン
照射角 30度 60度(W50°フィルター・LE装着時)
電池 単3電池×3本使用
点灯時間 60分 "eneloop"電池使用時 80分 "eneloop pro"電池使用時
調光機能 無し
色温度 6500K

ナイトダイビングにも使える明るさ

ナイトダイビングにも使える明るさのライトはたくさんあります。

mares EOS 5RZ

充電式(4時間でフル充電)で503ルーメン

明るさ 503ルーメン
照射角 約12度、75度
電池 専用充電式バッテリー
点灯時間 105分(High) 270分(Law)
調光機能 ON - LOW - FLASH - OFF
色温度 5800 ~ 7300K

TOVATEC 防水 フュージョン ビデオ フラッシュライト 1050ルーメン

ナイトダイビングに使える大光量で安い!!

リーズナブルな防水フュージョンビデオ フラッシュライトは、この他、400ルーメン、1500ルーメンもラインアップされています。

明るさ 1050ルーメン
照射角 12度~100度
電池 専用充電式バッテリー 又は 単4電池×3本使用
点灯時間 2時間(フルパワー/専用充電池)
調光機能 フルパワー- 50% - 30% - ストロボ
色温度 5600~6800K

DiveExtreme LEDダイブライト(mic21)

コンパクトで、スポット、ワイド切り替え機能がある。大型ダイビングショップmic21のイチオシライトです。

明るさ スポット250ルーメン ワイド1000ルーメン
照射角 10度 100度
電池 単3電池×3本使用
点灯時間 スポット100分eneloop使用時 ワイド60分eneloop使用時
調光機能 ワイドで2段階

Fisheye FIX NEO Mini 1000SWR FS

1000ルーメンのライトの中では、比較的お手頃価格。

ストロボ光自動消灯モード付き。ストロボ発光時に色かぶりしないので、写真撮影時のフォーカスライトとしても使用できます。
ストロボ光自動消灯モード無しの、1000SWRもラインアップされています。

LEDの色による電池残量表示が分かりやすい。

明るさ 1000ルーメン
照射角 100度(ワイド)/30度(スポット)/100度(レッド)
電池 専用充電式バッテリー
点灯時間 大光量時90分(ワイド)/100分(スポット)/180分(レッド)
調光機能 1000ルーメン(ワイド)/600ルーメン(スポット)/50ルーメン(レッド)
色温度 6000-6500K

INON LF1300-EWf

コンパクトなのに大光量。コンパクトデジカメやGoPro撮影用の光源としてもおすすめ。
ライトカッターは、ライト近くの水中の浮遊物が雪のように写るのを防いでくれる優れもの。

フォーカスライトに有用な「シャッター連動自動消灯機能」を搭載。

明るさ 1300ルーメン
照射角 100度
電池 単3電池×3本使用
点灯時間 Full 45分 Low 220分 eneloop使用時
調光機能 Full 1300ルーメン Low 350ルーメン
色温度 5000K

FIX NEO Premium 1000DX SWII

600ルーメンのスポット光(照射角30度)と、1000ルーメンのワイド光(照射角100度)の2種類のLEDを持つライトです。
コンパクトなのに大光量。光量は、ほぼ無段階に調整できます。

電池は充電式ですが、取り出さずに、本体から充電できます。バッテリーやライトなどが防水されていて、電気回路が水没しにくい構造なので安心。

ナイトダイビングだけでなく、コンパクトデジカメやGoPro撮影用の光源としてもおすすめ。
ライトカッターは、ライト近くの水中の浮遊物が雪のように写るのを防いでくれる優れもの。

電池残量がわずかになると、10分持つ光量にまで自動的に減光し、ナイトダイビングでエキジットするまでの光源を確保してくれます。

明るさ 1000ルーメン(ワイド) 600ルーメン(スポット)
照射角 100度(ワイド) 30度(スポット)
電池 専用 充電池 (充電時間2時間)
点灯時間 最大光量時90分+10分(ワイド) 120分+10分(スポット)
調光機能 Full 1300ルーメン Low 350ルーメン
色温度 5000K

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taka

大好きなダイビングは17年目に突入。写真撮影も大好きで、今は光の当て方を追求しています。ショップの店員さんとダイビング器材談義をするのも楽しい。 潜った海は、太平洋、日本海、インド洋、紅海、カリブ海。赤道周辺の海をぐるりと制覇するのを目指してます。

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