おすすめのダイビング器材を紹介するWEBメディア

ダイビングツールナビ

その他

ダイビングのCカード(ライセンス)講習の費用とトラブルを避けるチェックポイント

投稿日:07/20/2020 更新日:

ダイビング講習の費用のトラブルはよく聞きます。

安い値段をネットに表示しているけど、講習を受けたら追加料金をたくさん取られた、なんてことにならないように、講習を受けるダイビングショップを探す前に、

  • どのような項目にお金がかかるのか
  • どのような点でトラブルが発生するのか(どうやってだまそうとしているのか)

について把握しておきましょう。

講習の内容を簡単に説明

ショップを探し始める前に、ダイバーになるために受けるオープンウオーター講習ではどんなことをするのか、ざっくり頭に入れておきましょう。

自宅での学科の予習

申し込みをしたら、事前学習用のテキストとDVDが送られてきます。

テキストを参考にしながら、DVDを見て、テキストの各章の最後にあるクイズに答えるまでが、自宅での予習。

ショップでの学科の説明と試験

講習を受けにダイビングショップに行くと、

  1.  安全なダイビングや使う道具などについての知識を身に付ける学科講習
  2.  実際に水中で呼吸する方法や道具の使い方、安全対策など水中での実習

を取り混ぜながら、講習が進みます。通常、2日~2.5日かかります。(都市型ショップは別途学科講習有り)

最初に学科の講習、テキストの中で重要な点の説明、分かりにくかった点の説明、クイズの答え合わせなどをします。

そして、どこかのタイミングで試験がありますが、落とすための試験ではないので安心して!! まちがえても、正しい答えと説明を聞いて納得したら、それでOKです。

水中で道具の使い方の練習をした後、楽しいダイビング!!

まずは道具の使い方を練習します。水中での呼吸の仕方、マスクの中に水が入ったなどよくあるトラブルに対処する方法などを練習します。

道具が使えるようになったら、ちょっとしたダイビングツアーをしながら、水中に浮く練習(初心者には超難しいスキル!!)などをします。

試験と海洋実習が終わると、OWD認定です!! 最後に認定の申請書を書くと、1週間後くらいにはCカードが自宅に届きます。

講習のためにショップに払う費用の内訳

オープンウオーター講習で費用が発生する項目はたくさんあって分かりにくいのが、トラブルの原因でもあります。ショップに払う費用の内訳を表にまとめます。

指導料 ・安全なダイビングや道具についての学科講習
・実際に水中で呼吸する方法や道具の使い方、安全対策など水中での実習
の指導のための費用で、人件費ともいえます
教材費 学科のマニュアルや付属教材、講習受講やダイビングを記録するログブックなど、教材一式の費用(一部の教材はレンタルの場合もある)
PADIの教材と料金説明記事へのリンク
Cカード申請料 Cカード認定を指導団体に申請するための費用
レンタル料 ダイビングに使用する道具(ダイビング器材とタンク・ウエイト)のレンタル料
施設利用料 講習で使うプールや更衣室、シャワーなどの施設の利用料。海洋公園の入場料を含むことも。
保険料 講習中に万一の事故が発生する場合に備える保険料(通常ショップ負担)
ボートの乗船料 ダイビングポイントまでボートで移動する場合のボート代。歩いて海に入るビーチエントリーの場合は不要。
昼食代 お弁当などのお昼ご飯をショップが用意してくれていることが多い
交通費 街中のショップや自宅などから海やプールまで送迎してもらう場合の交通費。ご自身でプールや海などの講習場所まで移動する場合は自己負担。
宿泊費 通常、講習は1泊2日か、2泊3日と連続して行われるため、宿泊を講習代金に含んでいるショップもある
キャンセル料 講習への参加を取りやめる場合のキャンセル代金を設定しているショップもある

〇:必ずショップに支払わないといけない費用
△:場合によってはショップに支払わないといけない費用

費用に関してよくあるトラブル 安い値段には裏がある!!

インターネットで調べたら、19,800円!! なんて安い講習代の広告が目に飛び込んできます。残念なことに、次のような悪質なショップもあるので、要注意です。

  • 安い値段で広告するけど、実はその値段に含まれているのは講習代金のごく一部で、その他の講習で2~3倍の金額取られた。(旅行会社のツアーに多い)
  • 広告の値段で講習を受けるには、ショップ指定の器材を買わないといけない。
    →割高なのでおすすめしません
  • 広告の値段で講習を受けるには、次の段階のステップアップ講習も申し込まないといけない。
  • 海洋実習で不合格となった項目を再度練習するために補習料を取られた。(プロコースではよく聞きますが、オープンウオーター講習は生徒さんが不慣れなことを見込んだ指導や料金になっていてほしい)

費用についてショップに確認したいポイント

次の点をショップに問い合わせて、分かりにくい料金表示をしていないか確認しましょう。

  • マニュアル…代金は教材費に含まれているか、レンタルか?(後で確認したくなり、欲しくなります)
  • DVDはレンタルか?(大半がレンタルです)
  • 指導料に追加料金は発生しないか?
  • レンタル料には、ダイビングに必要なすべての物が含まれているか? 通常、一般的なダイビング器材、タンク、ウエイトが必要です。

電話やメールする前に、表示の値段に何が含まれていて、何が含まれないのか、細かい文字まできっちりチェックしましょう。連絡してしまうと、ショップ側のだましの技にかかってしまうことが多いという噂。
費用に関しては、分かりにくい表示で、だまそうとしているようなショップには係わらず、明朗会計そうなショップを探すことをおすすめします。

もちろん、安くてもしっかりした講習しているお店もありますので安心してください。

【超重要!!】ダイバーになるまでの総額費用を確認しよう

ダイビング講習は、いろんなことにお金がかかっていますが、講習受ける人にはよく分からないのも事実です。

ショップ提示の値段に含まれてなくて現地で追加支払いする費用があるのか、交通費や宿泊費を含んでいるのかどうか確認しましょう。

Cカード申請してダイバーになるまでの総額をきちんと提示してもらいましょう。

  • 東京や大阪などの街中にある都市型ショップでは6万円~8万円
  • 伊豆や白浜、沖縄など海の近くにある現地型ショップでは3万円~7万円

がダイバーになるまでの費用の目安です。

スポンサーリンク

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

taka

大好きなダイビングは17年目に突入。写真撮影も大好きで、今は光の当て方を追求しています。ショップの店員さんとダイビング器材談義をするのも楽しい。 潜った海は、太平洋、日本海、インド洋、紅海、カリブ海。赤道周辺の海をぐるりと制覇するのを目指してます。

-その他

Copyright© ダイビングツールナビ , 2025 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.