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『2020年版』ソーラー充電式ダイビングコンピューター4機種を徹底比較!!

投稿日:04/06/2020 更新日:

電池交換がいらないソーラー充電式ダイビングコンピューターに興味を持っている人、多いですよね。

TUSA、AQUALUNG、SCUBAPRO、Bismの4つのメーカーから販売されているソーラーダイコン。中に入っている液晶、ソーラーパネル、電子回路等はすべて同じもので、カシオ製。このため、操作方法や基本性能はほとんど同じですが、一部の機能はメーカーによって異なっています。

ソーラー充電式ダイブコンピューター4機種を徹底比較しますので、選ぶ際の参考にしてください。

ソーラー充電式ダイブコンピューター4機種をご紹介!!

まずは簡単に、4種類のソーラーダイコンをご紹介します。

DC SOLAR Link (TUSA)

カラフルなプラスティックボディのダイコン。

より厳しめのアルゴリズムを使用し、減圧症予防対策に力を入れているダイコンです。アプリ内で減圧症のリスクを上げる行動をしていたかを知らせてくれる機能もあります。

3年間の水没保証も付いています。

CALM+ (AQUALUNG)

カラフルなプラスティックボディのダイコン。

記念ダイブを教えてくれるアニバーサリー機能と、水面休息時間シミュレーション機能がついています。セルフダイビングをするダイバーにおすすめです。

Z1 (SCUBAPRO)

錆に強いステンレスボディ、液晶周りのベゼルリングは傷が付きにくいメッキ加工で、耐久性が高いダイコンです。別売りのベルトでカラーチェンジもできます。

DIVE DEMO SOLIS 4GS (Bism)

軽くてサビないチタン製ボディのダイコン。

減圧不要限界時間は他の3機種に比べると長くなるので、ダイコンを信じすぎずにギリギリまで粘らないように!

ソーラー充電式ダイコンの仕様の違いはこれだ!!

機種(メーカー)によって違いがある部分を分かりやすいように、比較してみました。

DC SOLAR Link (TUSA) KALM + (AQUALUNG) Z1 (SCUBAPRO) DIVE DEMO SOLIS 4GS (Bism)
定価 100,000円 86,000円 110,000円 132,000〜142,000円
6色 10色 4色 4色
本体の材質 プラスティック プラスティック ステンレス チタン
質量 85g 75g 84g/94g 103g
ログの記録数 30本 24本 30本 30本
無充電での稼働時間 1ヶ月 30時間 1ヶ月 1ヶ月
アルゴリズム ビュールマンZHL-16C改 ビュールマンZHL-16C ビュールマンZHL-16C AAビュールマン16組織
プランモード 有+水面休息時間変更
M値警告
ナイトロックス設定ガス数 4種類 1種類 4種類 4種類
ナイトロックス設定保持期間 24時又は残留窒素がなくなるまで 24時又は残留窒素がなくなるまで 24時又は残留窒素がなくなるまで 1ダイブ毎に設定が必要

これらの違いについて、分かりやすいものから順に説明していきます。

残留窒素量の計算方法(アルゴリズム)が最も大切ですが、最も分かりにくいので最後に説明しています。

本体の材質の違い

Bism はこだわりのチタン製。軽くて耐久性のある金属ですが、ダイコンそのものが軽いわけではないことがおかしい!!

SCUBAPRO はサビにくいステンレス製。

TUSAとAQUALUNGの本体はプラスティック製で、形も同じです。

AQUALUNG KALM + 特有のアニバーサリー機能

50本、100本など節目のダイビング本数毎に「Congratulation」の文字がログ画面に出て、お祝いしてくれます。

使用開始時のダイビング本数を登録できるので、ダイコンをを買い替えた場合でもユーザーの実際のダイビング本数でカウントできます。

AQUALUNG KALM + 特有のプランモード

4種類のダイコンには、3m間隔で水中に滞在できる時間を計算して表示してくれるプランモードがあります。
ダイビングをした後、ダイコンは水面休息時間から体内の残留窒素量を計算しています。これをもとに表示してくれる各水深での減圧不要限界時間を参考にして、休憩時間を延ばしたり、次のダイビングの水深を決めたりできます。

CALM+ のプランモーは、実際の水面休息時間に任意の時間を加えて計算でき、次のような方法で次のダイビングの見積もる際に役立ちます。
・ある時間後に、ある水深に滞在できる時間をシュミレーションする。
・特定の水深まで潜る次のダイビングまでに必要な水面休息時間見積もる。

ナイトロックスモードの違い

空気には21%の酸素が含まれています。ダイビング業界では、21%以上の酸素を含む空気をナイトロックスと呼んでいます(英単語のnitrogen窒素とoxygen酸素からの造語)。
ナイトロックスを使ってダイビングする場合は、酸素分圧(酸素濃度)をダイコンに登録する必要があります。この時重要なのが、設定したナイトロックスモードの再設定が必要になるタイミングです。再設定を忘れると、通常空気でダイビングしている残念な計算になってしまいます。
Bismはダイビング毎に酸素分圧を設定する必要があります。
他の3モデルは、日付が変わるまで(24時)、または残留窒素がなくなるまで、ナイトロックスの設定を記憶しています。毎日、朝の1本目を潜る前に設定することになります。

設定できるガスの種類は、AQUALUNGは1種類のみですが、他の3機種は、4種類のガスを設定できます。ダイビングの途中でガスを変えるテクニカルダイビングをしている/興味がある人は、AQUALUNG以外のダイコンを選んでください。

アルゴリズム(体にたまる窒素量の計算方法)が違う!

水中で空気を吸っていると、窒素が体内に溶け込みます。これ以上溶けることができない飽和量に達すると、泡として体内に出てきます。浮上し水圧が下がるに従い泡が膨らんで体の組織を傷付けるのが減圧症。

アルゴリズムは、体にたまった窒素量の計算方法です。血液、骨、筋肉など体の組織の種類によって窒素がたまるスピードが違いますが、体の組織を16のグルーに分けて、それぞれの部位に応じた計算式で窒素量が飽和状態に達するまでの時間を計算しています。

アルゴリズムに応じた計算結果として、ダイビング中に減圧不要限界時間を表示しているわけです。

ビュールマンZHL-16C とAAビュールマン16組織

この2つは似たアルゴリズムですが、比べると、

「A.Aビュールマン」方式は、窒素がたまるスピードが「ビュールマンZHL-16C」よりも遅く設定されているため、減圧不要限界時間が長く表示されます。

分かりやすく言うと、Bismのダイコンはデコになるまでの時間が長いです。

ビュールマンZHL-16C改

「ビュールマンZHL-16C」を改定したアルゴリズムで、

レジャーダイビングでよく潜る15〜20mの水深で窒素が飽和状態になりやすい(減圧症のリスクに関わる)体の組織に対して、窒素がたまるスピードを短く改定しています。

窒素が速くたまる→減圧不要限界時間が短く計算されるので、ソーラーダイコンのアルゴリズムの中で最も安全性が高く体に優しい理論です。

TUSAのDC SOLARはM値警告機能を備えている

M値とは窒素をためられる限界値のことで、体の組織ごとに異なっています。(窒素を吸収できなくなり、気泡化するギリギリの限界値)

TUSAのダイコンは、限界値に対して体内の窒素量が一定の割合に達した時に警告で知らせてくれるM値警告機能を備えています。警告する割合は、80%、90%、95%の中からユーザーが設定できます。

他のダイコンに比べて体内窒素量が少ない状態でのダイビングになり(多くなると警告される)、減圧症のリスクが下がり安全性が高まります。

まとめ

機能の違いをいくつかご説明しました。

何が違うの?と思う方は、デザインや予算で選びましょう。

カラフルさに魅かれる方はTUSAやAQUALUNG、金属にこだりたい人や、個性的なダイコンを使いたい人は、SCUBAPROやBismでしょうか。

Bismを選んだ場合は、ダイコンを信じすぎずに早めに浮上するよう心がけましょう。

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taka

taka

大好きなダイビングは16年目に突入。写真撮影も大好きで、今は光の当て方を追求しています。ショップの店員さんとダイビング器材談義をするのも楽しい。 潜った海は、太平洋、日本海、インド洋、紅海、カリブ海。赤道周辺の海をぐるりと制覇するのを目指してます。

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