雨が降っていてもダイビングできるの?
雨の日はどんな影響があるの?
といった疑問を持っているダイバーは多いと思います。
基本的には、雨が降っていてもダイビングはできます。ただ、雨による影響は少なからず出てくるので注意が必要です。
そこでこの記事では、雨の日のダイビングについて解説していきます。
雨による影響や、雨の日のダイビング時に気をつけたいこともご紹介しますので、参考にしてみてください。
雨が降ると水中は暗くなる
雨の日は曇っていて空が暗いので、光の届きにくい水中は余計に暗くなります。
これは、雨だからというより、曇っているからなので、水中の明るさという点では雨の日も曇りの日もあまり変わらないでしょう。
また、梅雨の時期など雨が降り続いたり、大雨が降ったりすると、川からにごった水が流れ込んできて、海の透明度を下げてしまう可能性があります。
風が強いとダイビングできるポイントが少なくなる
低気圧が近づいて雨が降りそうなときは、風が強まることもあります。
風が強いと海面が波立つので、エントリー、エキジットしにくくなります。
また、風上側ではダイビングもできなくなり、その日はキャンセルになったり、ポイントを風下側に変更することになるかもしれません。
雨の日ならではのダイビング
海に潜って楽しむダイビング。
晴れていても雨が降っていても濡れるのはいっしょ、ベテランダイバーは雨なんてあまり気にしていないみたい。
また、雨の日ならではの良さもあります。どうせダイビングをするなら雨という状況を楽しみましょう。
水面に打ち付ける雨のしずくに癒されよう
まずおすすめなのが、水面を見上げること。
水面に打ち付ける雨のしずくを見れるのはダイバーの特権です。中性浮力を取りながら、ぼんやりと水面をながめているだけで癒されますよ。
夜行性の生物に出会えるかも
そして水中が暗い場合は、夜と勘違いをして夜行性の生物が活動的になることがあります。ナイトダイビングをしないと見られないエビやカニなどの生き物が出てきていることも多いです。
普段見ることのできない生き物に出会えるとワクワクしますよ。
暗くてグループからはぐれてしまう対策
透視度が悪いと、どうしてもグループからはぐれやすくなります。
バディやインストラクターとの距離を取りすぎないよう、いつもより気を付けましょう。
また、はぐれた時に備えて水中ライトを持って行くと良いでしょう。
ライトの光は、人の目には見えない遠くまで届きます。ロストしていることに気付いたら、あなたの存在をライトで知らせましょう。気付いた誰かが光で返事してくれるので、その方向に泳いでゆくとグループに合流できますよ。
もちろん、水中ライトを持つことで、暗い水中で生き物を探しやすくなるメリットもあります。
水中ライトの選び方やおすすめのライトについてはこちらの記事をどうぞ。
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ボート上が滑りやすい
ボートダイビングの場合、雨によってデッキが濡れ、通常より滑りやすくなっているので注意が必要です。
特にタンクを背負った後はバランスもとりづらいですし、ボートの揺れもあるのでいつも以上に注意してください。
漁船タイプの船は、屋根がなく、足場も狭いのでより気をつけましょう。
海から上がった後の寒さ対策
海から上がった後、水面休息中にもずっと雨に打たれ続けていると体温を奪われてしまい、夏の沖縄でも寒く感じるかもしれません。防寒対策も考えて、出発前の準備をしましょう。
ボートコートやウインドブレーカーなど、雨に当たらない工夫をしてください。
暖かい飲み物を飲んで、体の中から温まるのもいいですね。
まとめ
雨の日のダイビングについてご紹介しました。
せっかくダイビングをするのであれば「雨の日ならではのダイビング」を楽しみましょう。
潜り慣れているポイントでも、雨だからこその発見があるかもしれませんよ!?