ドライスーツを購入したいけど、どこでどうやって買えばいいのかわからないという方も多いと思います。決して安い買い物ではないので、失敗したくはないですよね。
そこでこの記事では、ドライスーツの買い方について、商品の選び方からお店選びまでを詳しく解説していきます。これからドライスーツを買おうとしている方、買い替えを検討している方はぜひチェックしてみてください。
生地の違いで2種類のドライスーツ
ドライスーツには生地の違いで分けて2つのタイプがあります。
どちらもメリット、デメリットがありますので、自分のダイビングスタイルや好みに合わせて選択しましょう。
ネプレーンタイプ
ウエットスーツと同様にネオプレーンゴムの表面にジャージを貼った生地で作られたスーツです。
多くのダイバーが使っているタイプなので、初心者の方や、どれを選んだらいいのかわからないという方には、ネオプレーンタイプをおすすめします。
ネオプレーンは生地に柔軟性と保温性があり、インナーを調整することで幅広い水温下で使用することができます。
フルオーダーが可能で、色やデザインのバリエーションも豊富なため、自分好みの1着が見つかるはずです。
シェルタイプに比べると衝撃に弱く、耐久性がやや劣ります。またかさばりやすいのもデメリットです。
シェルタイプ
シェルタイプは、海外のダイバーには一般的で、日本では作業ダイバーに人気があります。ファスナーが前にあるため、一人で着ることができます、
素材のイメージとしては雨合羽で、生地に保温性はありません。そのためインナーの保温能力だけに頼るため、インナーが厚手になりがちです。
ただ、軽くてかさばりにくいので、移動中の持ち運びや保管時のスペースが小さくて済むのもメリットの1つです。
ネオプレーンタイプに比べて高価ですが、耐久性に優れ、長い目で見ればコストパフォーマンスがいいかもしれません。
ファスナーポジションをチェックしたい
着るためのファスナーは、水が入ってこない防水ファスナーで、しっかりしている反面、一人で閉められなかったり、動きにくかったりします。
背中側のファスナー
ドライスーツの大半は背中側にファスナーがあります。特にネオプレーンタイプ。
開口部が広く、脱着がスムーズにしやすい作りになっていて、昔から主流です。また、ダイビング中にあまり動かさない背中から肩にそってファスナーがあるため、水中での動きを妨げることはほとんどありません。
デメリットとしては、1人でファスナーを閉められないこと。
慣れれば1人でも閉められなくはないですが、基本的には誰かに閉めて貰わないといけません。毎回誰かにお願いしないといけないのが煩わしいと感じる方もいるかもしれませんね。
前ファスナー
シェルタイプのスーツは基本的に前ファスナーです。また最近ではネオプレーンタイプのスーツでも前ファスナーの商品も少しずつ増えています。
前にファスナーがあるメリットは何といっても1人でファスナーを開け閉めできることです。セルフダイビングがメインの方にはおすすめです。
デメリットとしては、ダイビング中の姿勢などによっては、ファスナーが邪魔をして多少動きづらい点です。
体に合わせたオーダーメイドか既製品か
ウエットスーツ同様、ドライスーツにもダイバーの体に合わせたオーダー品と、既製品があります。
首回りと手首が体に合っていれば既製品でも十分
ウエットスーツは、中に水が入りにくいように体にぴったりしていることが重要です。
これに対してドライスーツは、首回りと手首が体に合っていて水没を防ぐことが重要。
スーツの部分が体型と完全に一致する必要はないので、既製品でも手首と首回りのサイズが合っていればそれほど細かなサイズを気にしなくても大丈夫です。
そのため、無理にオーダー品を購入しなくても、既製品でちょうどいいサイズのものがあれば、その方が安価に購入できます。
オーダー品をおすすめするダイバーとは?
オーダー品を購入したほうが、自分の身体にジャストフィットするので、ダイビング中により動きやすく、ストレスが少なくなります。
より快適なダイビングを楽しみたい方はオーダー品を購入しましょう。
また体型によっては、既製品ではサイズが合わない方もいるので、その場合はオーダー品を購入してください。
購入するお店の選び方
ドライスーツは、ダイビングショップ、量販店、ネット通販で購入できます。
都市型ショップ
都市型ショップを利用してツアーや講習に参加している方は、そのショップで購入するのがおすすめ。
普段から利用しているのであれば、インストラクターの方はそれぞれのお客さんのことを理解しているので、その人に適したスーツを提案してくれるはずです。
また、講習時に購入したり、他の器材もあわせて購入することで、割引してくれたり、無料でオーバーホールしてくれるショップもあるようです。うまく利用すると、お得に買い物できるかもしれません。
ですが一般的に、都市型ショップは割引率が低く、提携しているメーカーの製品だけを勧める傾向があります。
量販店
量販店で購入する際のメリットは、何といっても取り扱いメーカーが幅広いことです。
都市型ショップでは、大抵の場合懇意にしているメーカーがあり、そのメーカーのスーツを勧めることが多いです。このため、いろいろなメーカーの中から選びたいという方は量販店での購入をおすすめします。
また、スタッフの方は器材、スーツのプロの方ばかりです。それぞれの商品の違いなど事細かく把握しているので、あなたにピッタリのスーツを選んでもらえるはずですよ。
試着用のサンプルを用意していることが多く、体にフィットするか確認できるので、既製品でも安心して購入できます。
ネットショップ
楽天市場やamazonと言ったネットショップでもドライスーツを購入できます。
ネットショップで購入するメリットは、価格の安さと、いつでもどこからでも購入できることです。
ポイント還元などのキャンペーンを利用すると、かなり安価に購入することもできます。
近くにダイビングショップや量販店が無い方も、ネットショップを利用することになるでしょう。
ネットショップのデメリットとして、試着はできませんし、詳しいスタッフの方に相談しながら選ぶといったこともできません。
この裏ワザとして、お店で試着して買わずに帰って、ネットで注文する、というのが最もお得に購入できて超おススメです。
現地サービス
各ダイビングポイントにある現地型サービスは、器材のレンタルや施設の利用に訪れるイメージが強いと思います。しかし、実はダイビング器材を販売しているサービスも少なくありません。
現地サービスは当然ながら、器材のレンタルや施設を使用してもらうことが主な業務です。器材の販売によって利益を上げることは、あまり重要視していません。そのため、ドライスーツを含めた器材が、思いのほか安価で購入できることもあります。
もちろん、器材の販売をしていないサービスもありますし、他のショップとそれほど値段が変わらない場合もあります。
行きつけの現地サービスがあるのであれば、まずは相談してみてはいかがでしょうか?
まとめ
ドライスーツの買い方についてご紹介しました。
ドライスーツを購入すれば、1年中ダイビングを楽しめるようになります。
ですが、合わないドライスーツを買ってしまうと、その楽しさも半減してしまいます。商品選びからお店選びまで、しっかりと検討してくださいね。
まずはインストラクターやガイドさんに相談してみてはいかがでしょうか?