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ダイビングの日が近づいて天気が不安 ダイビングがキャンセルになる気象条件は?

投稿日:11/10/2024 更新日:

ダイビングの予定を立てると気になるのが、ダイビング当日の天気ですよね。
せっかくのダイビングの日は、気持ちよく晴れた日にダイビングを楽しみたいはずです。

しかし、当然ながら天気が悪い日もあります。その中で、天気が悪いながらもダイビングが楽しめる場合と、中止になってしまう場合があります。

この記事では、ダイビングがキャンセルされてしまう気象条件についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

雨が降っていてもダイビングはできる

まず、多くの初心者ダイバーの誤解を解いておきましょう。
初心者ダイバーの方には、雨が降るとダイビングができないと思っている方が少なくありません。「雨=海が荒れる」と思う方や、他の屋外アクティビティのように「濡れてしまうとダメだ」と思う方が多いからです。

ご安心ください、雨が降っているくらいではダイビングが中止になることはありません。
雨が降るからといって、海が荒れるわけではないからです。
また、ダイビングはもともと水に濡れるもので、一部のアクティビティのように雨によって「濡れてしまうから」という理由で中止になることはありません。

もちろん、台風が直撃すれば潜れませんし、雨を含めて、風や波などさまざまな状況が絡み合って中止になることもあります。
どんな気象条件条件でダイビングがキャンセルさせてしまうのか、くわしくご紹介していきます。

ダイビングが中止になる気象条件

ほとんどのダイビングエリアには、その地域を管轄する漁協や、ダイビング協会などが存在します。そして、エリアごとにルールを定めていて、その中にダイビングを中止する判断基準も定められています。

毎朝、漁協やダイビング協会が海の状況と中止の基準を照らし合わせて、その日安全にダイビングできるかどうかを判断しています。
エリアによってダイビングできない基準が違うので「〇mの波」「〇mmの雨」と数字で表すことはできませんが、どんな気象条件の時に中止になりやすいのかをざっくりご紹介していきます。

波やうねりが高い場合のボートダイビング

ボートダイビングの場合、波やうねりが高いと中止になる可能性があります。
ダイビングポイントまでボートが安全に移動できないですし、ボートからのエントリー・エキジットの時も危険だからです。

しかし、移動中の海域の波が多少高くても、ダイビングポイントが山や島の影になって穏やかな場合は、ダイビングできる可能性が高まります。
特に離島では、島の反対側に行ってしまえば驚くほど穏やかな場合もあります。揺れにくい大型ボートであれば、穏やかなポイントに移動してダイビングできることでしょう。

波やうねりが高い場合のビーチダイビング

ビーチダイビングの場合も、波やうねりが高いと中止になる可能性があります。

しかし多少の波やうねりであれば、水面付近だけが荒れていて、水中が穏やかなことも多いです。
潜ってしまえば穏やかな場合は、水面移動せず、足の着く波打ち際から潜行してしまえば影響もすくないので、ダイビングできることもあります。
ただし、エントリー口に補助用ロープなどがないと、初心者の方はフィンの脱着やエキジット後に立ち上がるのが難しいかもしれません。

風が強い場合

風が強い場合もダイビングが中止になります。
強い風が吹くとまずは波が高くなり、さらに吹き続けるとやがて高いうねりが加わってきます。すると、結果的に先ほどご紹介したように波・うねりが強い状況となり、ダイビングできなくなってしまいます。

強く風が吹くのは台風が接近している時のイメージがありますが、そうでなくても強い風が吹く日は少なくありません。

ポイントによっては、季節風の影響で潜れる季節が限られている場合もありますよ。
冬型の西高東低の気圧配置になると、沖縄などの離島でも、北側は海が荒れてダイビングできなくなります。

大雨が降っている場合

単に雨が降るだけでは中止になりませんが、近年増えている集中豪雨と呼ばれるような大雨が降ると、中止になることもあります。

大雨が降ると、山から濁った水が大量に海に流れてきます。濁った水には大量の土砂が含まれており、それが水中を漂うことで透明度が著しく下がり、水中が暗くなって危険だからです。
暗い点では、ナイトダイビングと似ていますが、濁りが激しい場合は水中ライトの光が全く届きません。こうなってしまうと、ダイビング中にはぐれてしまう危険性が増すので中止になることがあります。

ただし、川から離れたポイントや外洋のポイントなど、濁りの影響がないポイントでは、ダイビングできる可能性が高いです。広い範囲にダイビングポイントが点在しているようなエリアであれば、濁ってないポイントを選択して潜れることでしょう。

またボートダイビングの場合、大雨による視界不良で安全にボートを運行できないことがあります。こういった場合は、ビーチのポイントに変更になる場合が多いです。

実はダイビングは中止になりにくい

ダイビングが中止になる気象条件はさまざまですが、実はダイビングが中止になることは、台風や爆弾低気圧が接近しているとき以外はあまりありません。

よほど大荒れの天候でない限り、風や波の影響を受けない場所を探して潜れるからです。
伊豆半島や紀伊半島であれば、山や岬が多く、風裏のポイントを探しやすいです。また沖縄などであれば、島の反対側は結果的に風裏になるからです。

ダイビングショップのツアーや離島のダイビングショップを利用する場合はどこかしらのポイントで潜れる可能性が高いですよ。

ピンポイントで「このポイントに潜りたい!」と言う思いでツアーを申し込む場合もあるでしょう。どうしてもそのポイントでダイビングしたいのであれば、スタッフの方に相談してみてください。

まとめ

今回はダイビングが中止になる気象条件についてご紹介しました。

悪天候の中で無理にダイビングをしてしまうと、思わぬ事故が発生するリスクが高くなります。引率のインストラクターやガイドがいる場合は、しっかりと指示に従いましょう。
セルフダイビングをする場合は、中止する勇気を持つことも大切ですよ。安全第一でダイビングを楽しんでくださいね!

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taka

大好きなダイビングは17年目に突入。写真撮影も大好きで、今は光の当て方を追求しています。ショップの店員さんとダイビング器材談義をするのも楽しい。 潜った海は、太平洋、日本海、インド洋、紅海、カリブ海。赤道周辺の海をぐるりと制覇するのを目指してます。

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